totojp’s blog 教育言いたい放題

若い先生方に読んで欲しくて書いています

子供たちがエネルギーをなくしてきている理由は?

  

   原因のいったんは日本社会が"失われた30年"と言われるように,バブル崩壊後,日本はICTによる大きな変化を生活にもたらしたが,経済は発展されずにあまり大きく変化のない停滞した社会である。努力しても努力しなくても同じ,努力しても夢は実らず,いわゆる普通の生活を望むならば,ある程度豊かな日本では苦労はいらない。

   “15の春を泣かせるな“,の政策は少子化も相まって,悪とされたかつての受験戦争はなくした。高校入試も努力しても努力しなくても同じ学校,受験に対する恐怖心もなくなった。もちろん学習は本来その教科が持つ魅力で学ばせるべきなのだが,それには限界がある。また,さらに悪いことに,その状態は多少の差異はあっても,親の代から同じであるので,問題を重くしている。

   本来,学ぶこと,働くこと,生きることは一直線上にある。まだ発展途上の国は学ぶことがそくお金につながっており,学ぶことは自分への投資である。自分の将来のために言われなくても勉強する。

  夢が持ちにくい世の中になってきている日本の中で,子供たちが学習から逃避するのは当たり前であり,それがエネルギーをなくしていくことにつながっている。