中田さんのこと 〜不登校の高校生〜
中田さん(仮名)は中学のときから不登校傾向の生徒で,高校に入学し,水泳の授業がネックになり,また不登校になり,1年留年し私のクラスに入ってきました。私のクラスでも1日だけ登校しただけで,また不登校になってしまいました。
そこから,家庭訪問を始まりました。よかったのは彼女の家が学校に近く,家庭訪問しやすかったことです。しかし,最初は全然会う事ができなかったです。
そこで手紙を書いて置いてきました。
おじいさん、おばあさんとも仲良くなれ、
お母さんやお父さんにも既に話をしてきたのですが、
しかし、先生は中田さんに学校にくることより、
また、しばらくしたら家庭訪問に来るつもりです。
手紙のように最初は家庭訪問で,祖父母と仲良くなることから始めました。彼女は一人っ子で両親,祖父母と暮らしています。両親,祖父母ともすこぶる良い方でした。祖父母が親で,両親が兄弟のような関係で,彼女は自立して他の子供と関わる必要がなく,成長してきてようです。
2つ目の手紙です。
会えなかったので、手紙を書きます。読んでください。
もう分っていると思いますが、
また、さらに考えて欲しいことがあります。それは、
もし、ここで休学して、留年すればあなたは来年度、
最初の質問の休学するかどうかは、授業料のことがありますので、
2つ目の手紙は今読みかえすと,随分言い方がキツい文章だなと今思っています。その後,留年が決まった頃から彼女と話す事ができるようになり,最終的には公立の通信制の高校に移すことができました。彼女は学習は全然嫌ではなく,通信制はむいていたようで,その後通信は続いているとのことでした。
親も中学教師も全日制の高校が普通であと思いがちで進めるが,彼女にも言いましたが,人には向き不向きがあることを忘れないようにしたいものです。